いかがでしたか?(いかがでしたかブログ)
日本語アドバイスのサービスは、2月6日現在、新規受付を停止していますが、今お引き受けしているご依頼の対応にめどが立った後、再開予定です(※時期は未定)。しかし、「これ、自分で何とかできない? 誰かに頼むの、ちょっとしんどいかも……」と思う方もいるかと思います。
そこで、同一語彙表現を回避する方法を、簡単にまとめてみました! キーワードは、「見付ける」「調べる」「探す」です!
1.1. 同一語彙表現を見付ける
同一語彙表現を別の表現に改めるためには、まず同一語彙表現を見付ける必要があります。方法としては、以下のようなものが挙げられそうです。
・文章を印刷して、じっくり目視する(または、ゆっくり音読する)
・Word等の読み上げ機能を利用する
・校正ツールを活用する
これらをひとつひとつ解説! していきたいところなのですが……。
私は通常、小説を執筆する際、まずは手書きで書くことが多いです(数万字くらいなら普通に手で書きます。シャーペンかブルーブラックのボールペンで殴り書きし、書きながら「ここ変だな」「同一語彙表現やん」と思ったら赤ペンで修正をするスタイルです)。その後、「同一語彙表現まだあるじゃん」「この部分はもうちょっと濃厚に書こう」などと微修正を加えながら、かたかたかたっとパソコンに打ち込んでいきます。すると、ほぼ完成稿が仕上がります。これを印刷するか、スマホで眺めるかして、「あ、潰したはずの同一語彙表現」「変換ミスってるわ」など気付きがあれば、パソコンの原稿に修正を入れます。気付きがなければ、そのままです。
つまり……?
読み上げ機能も、校正ツールも、使っていません!! だからそれらの解説ができません!! ごめんね。多分いろんなサイトやブログがいろんな有益情報を発信していると思うので、気になる方はぜひご自分で調べてみて下さい。
私は自分で手を動かして文字を書いているので、「この文字、さっきも書いたな?」と気付きやすいのだと思われます。また、同じ文章をパソコンに打ち込むという作業工程があるため、猶更、「これ、さっきもあったな?」となりやすい可能性があります。なおかつ、印刷して目視したりスマホで眺めたりする場合は、普段の読書スピードが10段階中6だとすると、3くらいのレベルで、結構ゆっくりめに、ねっとり読みます。これにより、同一語彙表現は(意図的にやったやつ以外は)ほぼなくなるんじゃないかな? と思っています。たぶん……。
1.2. 同一語彙表現の意味を調べる
同一語彙表現が見付かったら、次はその同一語彙表現で何を伝えようとしていたのかを考えます。この際に非常に役立つのが、国語辞書です。私はJapanKnowledge(JKパーソナル+R)を利用しています。日本国語大辞典第二版やデジタル大辞泉を始めとする、様々な辞書および書籍にアクセスできるので、日本語アドバイスをするうえでJapanKnowledgeは欠かせません。これまでの記事でも、日本国語大辞典第二版が活躍してくれました。
国語辞書であれば、BIGな辞書でなくても構いません。自分が言い換えようとしている同一語彙表現が具体的にどんな意味を持っているのかを調べる。この目的が達成出来るなら、紙の辞書でも、スマホアプリでも、電子辞書でも、電子書籍でも、何でもOKです。
なぜ言い換えたい語の意味を調べるかといえば、類語を探す際、そのワードや、そのワードから連想される類似ワードが必要となるからです。日本語の辞書だけで調べてもいいですが、異国の言語を介する(例えば、和英辞書と英和辞書を反復横跳びする)というワザもあります。興味の赴くままに、色々な辞書を使ってみましょう!
例えば「思う」を日本国語大辞典第二版で検索してみます。イロハニホとかイロハとか、項目がいっぱいあるので、大まかな意味だけ掲載します。詳しい意味が気になる方は、図書館とかで調べてみよう!
何か具体的な考えや感情を心にいだく。
(1)(はたから見た様子を示す語が上にあって)そういう顔つきをする。(気持を)顔に表わす。
(2)物事を理解したり、感受したりするために心を働かす。断定、推量、回想など種々の心の働きにいう。
(3)ある対象に心を向ける。そちらへ強く心がひかれる。
(日本国語大辞典第二版)
「考え」「感情」「心」「顔つき」「理解」「断定」「推量」「回想」……関連ワードが盛りだくさんですね!
1.3. 同一語彙表現の類語を探す
先ほど調べて突き止めた、同一語彙表現の持つ意味に関するワードたち、ありますね。これを起点として、同一語彙表現の類語を探します。私は学研の「ことば選び辞典」シリーズを紙媒体で所有しており、ちょっとでも悩むことがあればすぐにこの辞典を開くことにしています。
「思う」の関連ワードとしては、「考え」「感情」「心」「顔つき」「理解」「断定」「推量」「回想」を挙げました。これらをお好みの類語辞典でどんどんばんばん検索していきましょう! 和風で古風な言い回し、漢文っぽくて格調高いやつ、日常生活で使いそうな語彙……などなど、色々な言葉が出てくるはずです。
また、関連ワードの関連ワード(例えば「感情」だったら、具体的にはどんな感情なのか? 「悲しみ」「喜び」「慈しみ」「憎しみ」など)、関連ワードの関連ワードの関連ワード(例えば「感情」の関連ワード「悲しみ」の関連ワードだったら、「哀切」「悲哀」「痛み」「涙」「落涙」「別れ」など)で考えていくのもアリです。無限関連ワード編。
それらの中から、「ここではこういうニュアンスにしたいから、この言葉を選ぼう!」とチョイスするわけですね。「思う」の場合は、「この作品は三人称限定視点で、今は視点人物の心の中に没入しているから、『思う』の代わりに推量の『~だろう』『~に違いない』を使おう」「この作品は一人称視点だけど、今はそこまで深い思考をしていないから、『ふと、~という考えが浮かんだ』にしよう」というように、自分で判断していきます。
そんなのできないよ~!?(時間的に、あるいは能力的に) という方も、もしかしたらいるかもしれません。そんな時は、「あくまで最終的な判断をするのは自分である」という前提に立った上で、ChatGPTやGeminiやClaudeといった生成AIを頼ってみるのもよいかもしれません。
小説を書いています。300文字を書き進めたら、「思う」が3回出てきました。「思う」が頻発していると感じるので、「思う」の言い換え案を探しています。言い換え案を30個提示してほしいです。なお、必要に応じて、質問をして下さい。
……みたいなプロンプトを送信すると、生成AIはきっと良い感じに応答してくれるはずです。生成AIの応答の全てを信用するのは危険ですが、「これいいじゃん!」とか、「この案とこの案を組み合わせたら良さそう」と思える案がもし出されたら、積極的に作品に反映していきましょう。
1.4. さいごに
どうやらこの記事群の合計文字数は、Word換算で4万6000字になろうとしているようです。ここまでお読み頂き、ありがとうございました! 何か感想やご意見がありましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡下さい! ハートをポチッと押して頂くのもとても嬉しいです!
おしまい。
目次:日本語アドバイス(26/02/05)の補足資料#01 はじめに
